文理共通英語 第1問 (B) : (ア) 昨年度並みのレベル、良問です。周囲の語句を見渡す、あるいは定冠詞 (問題文における “the sentence”) が付く理由は先の文章に登場するためである等、基本通りに選択することが肝要です。(イ) 語句並び替えは ” from A to B ” が分かれば解きやすいでしょう。
第4問 (A) 正誤問題は昨年よりも易化しました。基礎的な文法が身についていれば高得点が可能です。(B) 和訳は昨年通り、得点をもぎ取るべきと思料します。
第5問 長文読解 難易度は昨年度並みです。後半の設問形式が変更されて、私立大入試で見かけるような「同じ語義、同じ意味内容となる選択肢」を選ぶ問いが設けられました。標準的なレベルですが、短時間で解くためには技量を要します。
理類数学 昨年度よりも難化しました。ただし、東大数学として今年は ”標準レベル” でしょう。例年通り、各大問中の設問(1)は比較的解きやすいですが、続く設問は一筋縄ではいかない、即ち思考力が試される問題が揃っています。皮をめくれば典型的な類型であることに気付けるか、数式を巧みに変形すれば頻出パターンに帰着すること(例えるならば 4STEPやチャートで習った形であること)を見抜けるか、得点を重ねるにはこれらが必須の条件です。私見ですが、理Ⅰで25~30点、理Ⅱで20~25点、理Ⅲで65~70点得点すれば、合格レベルではないでしょうか。
化学 設問量、難易度ともに本年も良問が揃っています。昨年度と比較して「根拠、理由」を問う設問が増え、かなり難化したように感じられますが(共通テストと同様に)問題文に答えが在ることを念頭に置くべきです。高校内容を逸脱しているように見受けられる設問こそ基礎事項を斟酌したうえで問題文の意図を踏まえれば得点を重ねられると思料します。
第1問 エ、カ、ケ 理論化学 : 部分点をもぎ取るべき設問。冷静に立式、計算を進めることが肝要です。
第2問 イ 電離平衡について基本的なアプローチに慣れているかどうかが鍵です。
第2問ク、ケ : 問題文に書かれている通りに計算すれば得点できます。見かけに圧倒されないことが肝要です。続く設問コについても点数を上乗せしたいところです。
物理 力学、電磁気の分野から各々良問が出題されました。曲解により大きく点を落としがちな設問が多数設けられています。物理の問題を解く上で不可欠なのは、冷静な目で「教科書で習った原理・原則」通りに「図と問題文」を精査する胆力です。
第2問 本年度の最良問です。ソレノイドでの電磁誘導の原理。出題類型は頻出ですがオリジナリティーが溢れる問題です。磁力線の向き(磁力線は一周する)とフレミングの左手の法則を考慮すれば定性的な考察が可能です。